年々増加している訪日外国人の目的の一つとして「日本食を食べること」が挙げられます。
また、平成25年12月に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されるなど
世界中から和食への関心が高まっています。
番組では、和歌山県がルーツとなる和食の食材を訪ね、豊かな四季がもたらす自然に寄り添ってきた
日本の食文化・郷土の文化をもう一度見直そうというものです。
家族がそろって食卓を囲むお正月にゆったりとご覧いただける番組です。

和食の基本出汁「かつおぶし」の

ルーツをたずねる

日本料理の旨みだしに欠かせない「かつお節」のルーツに迫ります。
今に通じるかつお節が出回り出したのは江戸時代。その製法を考案したのが和歌山県印南地区の漁民であった「角屋甚太郎」と伝えられています。
甚太郎は土佐・足摺岬沖に絶好の漁場を発見し1年のうちの10ヶ月間を足摺岬で過ごすようになりました。
そこで甚太郎が試みたのが「燻乾法(くんかんほう)」です。
カツオを煮て乾かすだけだった加工法に、まきを燃やして煙でいぶす工程を加えたのです。
番組では、和歌山県・印南町、高知県・土佐清水市を取材し、かつおぶしの発展に尽力した印南漁民・甚太郎を紹介。かつおぶしのルーツを辿ります。

醤油と金山寺味噌

伝統の製法を守る夫婦のドキュメント

醤油。これもまた和食には欠かすことのできない調味料です。
味噌や酒、漬物と同じように発酵することで独自の風味を有する醤油は甘味、塩味、酸味、苦味、旨味といった5つもの味が複雑に絡み合いハーモニーを織り成す類まれな調味料です。
その醤油の原型であった「金山寺味噌」について、伝統の製法を守り続ける和歌山県湯浅町のある夫婦に密着します。

「真妻わさび」

わさび生産に情熱をかける農家の若き4代目に密着

和食に欠かせない脇役の一つ「わさび」。その中でも高級品として人気のある「真妻(まづま)わさび」は、和歌山県日高郡印南町川又、旧・真妻地区が発祥の地です。
かつては15軒ほどがわさびを栽培し、産地を形成していましたが、現在この地でなりわいとしてわさびを生産しているのは、旧・真妻地区のわさび農家「平井農園」のみ。
四季折々の美しいわさび田の風景と共に、真妻わさびの復活へ情熱をかける
平井農園の4代目・平井健さんに密着します。

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