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特別展 アメリカへ渡った二人
  • 2017-10-12(木) 18:55
戦前のアメリカへ移民として渡り、戦争という困難な時期を挟みながら画家として活躍した国吉康雄と石垣栄太郎の展覧会が現在、和歌山市の県立近代美術館で開かれています。
和歌山市吹上の県立近代美術館で現在開催されている展覧会「アメリカへ渡った二人国吉康雄と石垣栄太郎」では二人の代表作品などあわせて114点が展示されています。岡山県出身の国吉康雄はアメリカ画壇での評価を受け、戦後はニューヨークにある歴史的なホイットニー美術館で、現役画家として初めての回顧展が開催されるなど、アメリカを代表する画家として活躍しました。一方、太地町出身の石垣栄太郎は生活や風俗を描き、社会主義に傾倒するなかで時代の様々な問題を告発する絵画を描きました。2人は友人で、太平洋戦争が始まると、ともに「敵性外国人」という立場に置かれますが、アメリカの自由と民主主義の理想を信じ、日本の軍国主義を批判しました。展示作品では、石垣が戦前に制作し、アメリカに残されていたニューヨークのハーレム裁判所のための壁画「奴隷解放」の一部が今回、初めて公開され、リンカーン大統領の顔を中心にほぼ正方形に切り抜かれています。
この展覧会は12月24日まで和歌山市の県立近代美術館2階展示室で行われ、今月14日にはアメリカの大学の研究者による講演会も予定されています。

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