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脳神経回路網の構造に性別影響
  • 2018-01-20(土) 20:27
様々な脳の働きに関わる脳のネットワーク、神経回路網の構造に、性別が影響を与えることがわかったとして、このほど、県立医科大学で、記者発表が行われました。
これは、県立医科大学医学部生理学第1講座の金桶吉起教授と堂西倫弘助教が会見して、発表したものです。講座では、様々な脳の働きに関わる脳のネットワーク、神経回路網の構造に着目して、性別が影響するかどうかを検討し、男女200人の大学生の脳の画像から、男女の脳の平均ネットワーク地図を作成しました。この中で、男性では前頭葉、女性では後頭葉での神経回路網の繋がりが強いという顕著な違いを見出し、性別が脳のネットワーク構造に影響を与えることがわかったということです。このことから、金桶教授らは、睡眠薬や抗不安薬など、脳に作用する薬を使用する際には、男女差を考慮する必要性があるとしました。さらに、出生前の性ホルモンや女性の月経周期が脳のネットワークに変化をもたらすこともわかりました。
金桶教授らは、このネットワークの違いが、どのように生じたのか、また、どのように脳の機能に影響するかは未解決としたものの、「ほとんどの動物実験がオスで行われているが、精神疾患や精神疾患の解明、治療や研究には、性別を考慮すべき」と述べました。

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