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難治性消化器固形がん患者に希望
  • 2018-03-19(月) 19:48
県立医科大学第2外科の研究グループは、iPS細胞から作成した樹状細胞を用いて、消化器固形がんに対するワクチン効果を初めて確認したと発表しました。
これは19日、県立医科大学外科学第2講座の山上裕機教授らが会見を行い、明らかにしたものです。がん免疫治療での司令塔となる樹状細胞『DC』を用いたがんワクチン療法では、がん患者から採取できるDCの数が少ない上、想定した免疫応答やワクチン効果が得られないという問題がありました。これらを解決する為に、安定した機能と数のDCが供給できる新しいツールとして、研究グループでは人工多能性幹細胞『iPS』に着目し、今回、健常な人の皮膚細胞からiPS‐DCの樹立に成功しました。
研究では、消化器固形がんに多く発現するがん遺伝子を導入したiPS‐DCは、がん抗原を発現する腫瘍細胞に対して抗腫瘍効果がみられることを初めて確認したほか、マウスを用いてワクチンの効果を確認した結果、強力な抗腫瘍効果を発揮し、安全性も確認できたという事です。グループでは今回の研究成果をふまえ、現在は県立医科大学倫理委員会の承認のもと、消化器固形癌を有する患者に対し、iPS‐DCワクチンが有効かどうかの検討を行っています。

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