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南葵文庫と紀州徳川家伝来の美術
  • 2018-09-19(水) 16:46
紀州徳川家一五代当主の徳川頼倫が創設した、日本初の私設図書館「南葵文庫」の特別展が、和歌山市立博物館で開催されています。
特別展「お殿様の宝箱南葵文庫と紀州徳川家伝来の美術」は、南葵文庫の公開110年を記念するとともに、紀州徳川家初代藩主の徳川頼宣がお国入りして400年となるのを記念し開催されました。展覧会では南葵文庫の関係資料と、現在では散逸してしまった、紀州家伝来の美術品あわせて約300点が公開されています。特に、一五代将軍慶喜の直筆で、大正13年に紀州家から東京大学附属図書館に寄贈された「南葵文庫」の扁額や、紀州家一〇代藩主治宝が収集した、我が国最大級の楽器コレクション、それに、紀州家一六代当主の頼貞が収集したベートーヴェンの自筆の楽譜などが注目されています。さらに、約1世紀ぶりに里帰りした、中国の画僧が描いた掛け軸は、足利義満から柴田勝家、豊臣秀吉、徳川家康を経て、18世紀に紀州家に伝来したもので、昭和2年のオークションでは現在の価格に換算すると4億4000万円で落札された作品です。和歌山市立博物館の近藤壮館長は「財政的な事情などで散逸した美術品を全国から集めてきました。紀州徳川家にはこんな素晴らしい作品があったという事を市民に知って頂きたい」と話していました。この特別展は10月21日まで和歌山市立博物館で開催されています。

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