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膵臓がん免疫療法治験 全国で展開
  • 2019-01-06(日) 15:26
県立医科大学は、難治性の膵臓がんの治療薬開発のため、一昨年3月から行っていた免疫療法の、治験の安全性が確認されたとして、今後、その有効性を検証するため、全国の医療機関に展開して治験を行うことになりました。
県立医科大学外科学第2講座の山上裕機教授らによりますと、今回の膵臓がんの免疫療法の治験で用いる「樹状細胞」は、木の枝の様な突起を持つがん免疫療法の司令塔となる細胞で、白血球の一種、リンパ球のうちの一つのタイプ「T細胞」を活性化させる働きがあります。
活性化したT細胞はがん細胞への攻撃を行うという、従来にはない新たながん免疫療法の切り札となり、県立医大の研究チームでは、膵臓がんに対する樹状細胞免疫療法の有効性や安全性を検証するため、去年3月から治験を行っていて、去年12月に行われた中間解析では、6人の患者で安全性が確認されました。
研究チームでは、多くの医療機関と共同で治験を実施する体制を構築し、去年12月25日からは、治験が全国11の医療機関で展開され、今年度中には17医療機関にまで拡大する予定だという事です。
治験は2022年にかけて行われ、185人の患者に対して免疫療法の有効性を検証し、2022年の保険承認を目指します。
膵臓がんは難治性で、平成26年の死亡者数は全国でおよそ3万1000人と、肺癌、胃癌、結腸癌についで多く、過去25年間の発生率と死亡率はともに1.5倍に増加するなど効果的な治療法が待ち望まれています。

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