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川崎病の新治療法
  • 2019-04-22(月) 18:43
和歌山県立医科大学は、小児期の後天性心臓病の最大原因である「川崎病」の新たな治療法を開発したことをこのほど発表しました。
県立医科大学で行われた記者発表には、県立医大医学部小児科講座の鈴木啓之教授と武内崇講師らが出席しました。川崎病は、全身の血管の壁に炎症が起こり、発熱や発疹などの症状がでる小児に多い病気で、重症になると、心臓の冠動脈に心筋梗塞による死亡の原因となりうる「瘤(りゅう)」などの病変が形成され、生涯にわたる後遺症となることがあるとされています。原因は不明で、国内では年間およそ1万5千人の乳幼児が発症し、増加傾向にありますが、根本的治療法はなく、また、10%から15%の患者は標準的な治療には十分反応せず、冠動脈の病変形成のリスクが高くなるということです。このほど発表された新たな治療法は、県立医大と千葉大学、それに東京女子医科大学の研究グループが開発したもので、従来の標準的な治療法に加え、免疫抑制剤の経口投与を行います。2年5カ月間の臨床試験では、31%の患者が重症化した一方、免疫抑制剤を服用した患者は、重症化が14%にとどまり、重症化するリスクが半分となったということです。現在、大手製薬会社が厚生労働省に保険適用の認可申請をしていて、早ければ今年度中には認可され、保険適用の標準治療となります。

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