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熊野本宮「御田祭」無形文化財に
  • 2019-05-24(金) 17:28
田辺市の熊野本宮大社で、毎年4月の例大祭で行われる「御田祭」が、県の無形民俗文化財に指定されている「湯登神事」に追加指定されました。
御田祭は、熊野本宮大社で毎年4月13日から15日にかけて行われる例大祭のうち、地域の安泰や豊作を祈る祭礼で、平安時代末期から続くとされています。
大社の旧社地「大斎原」で行う「御田植神事」や、大社から大斎原まで練り歩く神輿の渡御行列など様々な神事が行われ、田辺市本宮地域最大の祭礼として地元の人々に親しまれてきました。
一方、「湯登神事」は例大祭の始まりの神事で、「神の使い」とされる稚児を、湯の峰温泉で身を清め、父親や祖父が肩車して大日越の古道を登り、山越えをして大社に戻るもので、昭和41年に県の無形民俗文化財に指定されています。
県文化遺産化によりますと、御田祭は、明治22年・1889年に発生した熊野川大洪水の被害で、大社が現社地に移転したことで神輿渡御の順路が大きく変化しましたが、祭礼そのものの意義や基本的な儀礼は旧来の慣例を多く残していて、「湯登神事」とともに一連の祭事と捉えることで、文化財としての価値をさらに高められるとして、今回の追加指定となりました。
このため、文化財の名称は「熊野本宮の湯登神事・御田祭」と改称され、県文化遺産課の藤森寛志さんは「熊野本宮大社と地域の方が一体となって作り上げている長い歴史を持つ活気のある祭りで、是非一度足を運んで見て頂ければ」と話しています。

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