
2014年9月
2014.09.26(金) 22:24
こんばんは(^O^)
秋季近畿地区高校野球大会県一次予選が、今月12日から23日にかけて行われました。
新人戦の上位4校を除く35校が出場。4つのゾーンに分かれて、県二次予選進出をかけた熱戦が繰り広げられました。新人戦とは違い、敗れればセンバツ出場への道が閉ざされ、長い冬が訪れる・・そんな秋の大会です。
こちらのゾーンは、田辺市龍神村の田辺市グリーングラウンドが主な会場。
力のある下級生が多い箕島、新人戦8強の日高、田辺地区では前評判の高い熊野、今夏4強入りした紀央館、1年生が多く元気な神島などが入りました。
勝ち上がりの中で注目された3回戦「箕島-日高」は、5点をリードされた箕島が6回表にビッグイニングを作って逆転し、10-5で勝利。「紀央館-神島」も2-2の同点から、神島が5回裏に一挙10点を入れてコールド勝ち。
ゾ-ン代表決定戦「箕島-神島」は、1回表に神島が4番渋谷主将のタイムリーなどで4点を先制しますが、箕島も4番井上選手のタイムリーや相手失策などで着実に点を返し、5-4と逆転。その後、神島が2点取って勝ち越しますが、また箕島が7番田中(脩)選手の長打で再逆転。7-6で箕島が競り合いを制し、2年ぶり36回目の県二次予選進出を決めました。
こちらのゾーンは、上富田町の上富田スポーツセンター野球場が主な会場。
新人戦1回戦で和歌山東と互角の延長を展開した紀北工、北畑投手が投打の軸の海南、登板経験豊富な駿河投手擁する星林、不祥事からの再出発をはかる高野山などが入りました。
21日に行われた3回戦の「紀北工-南部」は延長15回、5-5で決着つかず。翌22日に再試合があり、紀北工が4-1で勝利しましたが、休養なく23日にはゾーン代表決定戦とハードな日程となりました。
代表決定戦「紀北工-高野山」は、6回まで両チーム1安打ずつの投手戦に。
ちなみに、投げ合った紀北工・瀬岡投手、高野山・南中道投手は中学時代、1学年違いで同じ硬式野球チームに所属していました。
均衡を破ったのは7回裏。高野山が8番寄光主将、2番高田副主将のタイムリー。チームを引っ張る2選手が得点を叩き出し、1年生投手を援護。2-0で勝利し、3年連続7回目の県二次予選進出です。
試合後、川西監督は「(不祥事のため)練習試合なく、ぶっつけ本番で大会に入りました。3年生が抜けて、凄い選手もいないし、その分、選手たちは一戦一戦、集中力を持ち、気を緩めることなく戦えたと思います」と述べました。
中学時代の先輩に投げ勝った南中道投手は「(瀬岡さんは)意識しました。3回戦の海南戦で完投して、自信がつきました。二次予選では、2ストライクで追い込んでから欲を出さず、力まず投げたいです」と意気込んでいました。
こちらのゾーンは、和歌山市の紀三井寺公園野球場が会場。
大型左腕・小川投手が大黒柱の南部龍神、夏4強のメンバーが多く残る和歌山商、投打の軸がしっかりしている田辺、総合力の高い近大新宮などが入りました。
注目カードの2回戦「和歌山商-田辺」は、エース土井投手の好投で、田辺が和歌山商を3-1で下しました。また、(5歳違いの)耐久OBの監督同士が采配を揮った2回戦「有田中央-粉河」、(1歳違いの)田辺OBの監督対決となった3回戦「南部龍神-田辺」も、個人的には気になるカードでした。
代表決定戦「南部龍神-近大新宮」は、春先の疲労骨折を乗り越えてエースに復帰した近大新宮・松原投手が快投。南部龍神打線を2安打に抑え、2-0で勝利。2年連続5回目の県二次予選進出を決めました。
近大新宮は新人戦から、近大高専(三重)で今春まで監督を務めていた高原広秀氏が、指揮を執っています。1回戦でお会いした際は「まだまだ相手にあわせた野球をしている」と課題を口にしていましたが、この日は「(松原は)でき過ぎじゃないですか。ゲームの入り方、イニングの入り方、すべてクリアしてくれた」と称えていました。
勇退後も引き続き新体制をサポートしている吉田前監督、試合後は笑顔で「公式戦で初めてあんないいピッチング見たよ」と教え子の活躍に目を細めていました。二次予選が大変楽しみですね。
こちらのゾーンも、紀三井寺公園野球場が会場です。
今の1年生が最後のメンバーとなる伊都、夏の甲子園経験者が多く残る市和歌山、新人戦4試合で計40得点の笠田、緩急操る左腕・友部投手が主戦の那賀、走攻守のレベルが高い日高中津などが入りました。
注目された2回戦「笠田-那賀」は、意外にも那賀の一方的な展開となりました。3回戦「田辺工-市和歌山」では、市和歌山の栗栖投手が7回二死までノーヒットピッチング。最後にヒットを許したものの、7回コールド、9-0で勝利しました。
代表決定戦「市和歌山-日高中津」は終盤、劇的なシーンが幾つも待っていました。
9回表、1-4とリードされた日高中津は、幸運なイレギュラー安打などもあって1点を返し、なおも一死1、3塁で、5番北村選手が値千金の逆転3ラン!
スタンドが沸きました。
しかし、夏春連続の甲子園を狙う市和歌山が意地を見せ、二死3塁から、今夏の選手権でも勝負強かった5番阿部選手が、起死回生の同点打。
白熱した好ゲームとなり、延長戦へ。決勝点は10回表の日高中津。2番西出主将の当たりはセカンド左への強い当たり。はじいて内野安打となった間に2塁走者がかえって勝ち越し。さらに3番仲選手の3ベースも飛び出し、7-5と激闘を制しました。
日高中津は、2年生左腕エースを夏の選手権前から故障で欠いている状況ですが、複数いる投手陣が十分カバーして、2年ぶり9回目の県二次予選進出です。
さあ、近畿大会出場をかけた秋季県二次予選が、明日から始まります。また当Blogにおいて、球場で取材したことを掲載します。 nacker
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2014.09.15(月) 11:10
皆さん、こんにちは。三連休、いかがお過ごしですか?
この週末、私は婚活イベントのMCで、由良町のボートカフェに行って来ました。
参加者の方と一緒にバスに乗って、山道をカフェへと向かう途中、突然、景色がぽっかりと開けたと思ったら、青い空と空よりもっと濃い青色の海が見え、感動しました。
今回の相方は和歌山を中心に活躍中の芸人、
のりちゃんこと、池田のりひこさん。
初めて一緒に仕事をさせていただきました。
バスを降り、のりちゃんと一緒に気持ちよくカフェへと続く道を歩いていると、急に強い風が吹き、飛んできたビニール袋がのりちゃんの顔にかぶさってしまったのです!そのまま何歩か歩くのりちゃん...。
「えーっ!嘘っ!」のりちゃんといると、普段は使わないこの言葉が何度も出ました。
「これも何かの縁です」と言いながら、のりちゃんはそのままビニール袋を鞄にしまいました。
風は、たまにスタッフを困らせます。
のりちゃんの一件で、以前、野外イベントでひげを生やした出演者と打ち合わせをしている最中に強い風が吹き、その方から抜けたひげが飛んできて私の口紅に張り付いたことを思い出してしまいました。
あの時、私は即座にひげを取ったよな~。
そして、イベント開始!カフェの名物であるパンケーキを参加者自身がトッピングし、食べながらおしゃべりをするというものでしたが、男性の作ったケーキをのぞいてみると...。
こんもりという感じではなく、何だか平たい感じがしました。
スプレー缶に入った生クリームを上手に搾り出すことができず、ケーキの上に白いクリームが「のの字」を描くようにぺちょんとのっていました。
仕事ではなく、プライベートでもう一度行ってみたいカフェです。
婚活イベントのMCは今後も何度か担当させていただく予定です。
たくさんのカップルが誕生するよう、頑張ります。
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2014.09.12(金) 19:20
こんにちは(^O^)
県下高校野球新人戦を2回にわたって振り返ります。2回目の今回は、準決勝と決勝です。上位4校は、この後の秋季近畿地区高校野球大会県一次予選の参加が免除され、県二次予選進出が決まっています。
9月6日(土)、上富田スポーツセンター野球場。
準決勝第1試合は「初芝橋本-桐蔭」。両チームは少し前に練習試合を行っていて、その際は初芝橋本の黒瀬選手が2試合で計4HR。さらに、前チーム時にも2HRを放ったそうで、桐蔭バッテリーが相手主砲をどう抑えるか注目されました。
試合は、桐蔭が先制のチャンスを逸した直後の3回表、初芝橋本が2番木村選手の右犠飛と相手失策で2点を先制。
6回表には、木村選手が今度はライト前へ2点タイムリー。その他、この日は1番和田選手が5打数4安打と活躍しました。
投げては、棟羽投手と和田投手の完封リレーで5-0と勝利。14年ぶり5回目の決勝進出を決めました。
桐蔭の伊澤投手は、初橋の黒瀬選手を5打数無安打に抑えたものの、要所で踏ん張り切れず・・・しかし、準決勝までの全4試合を投げ抜いた力投ぶりは、印象に残りました!
続く第2試合は「和歌山東-智辯和歌山」。両校は2010年夏の初対戦から、公式戦ではこれまで智辯和歌山が通算4戦4勝です。
1回裏、智辯和歌山先発金岡投手から、和歌山東は四球後、エンドランを成功させ、無死1、2塁から3番出島選手が先制タイムリー二塁打。さらに、7番畑山選手の適時打でもう1点。2-0とします。
和歌山東の津森投手に4回まで2安打に抑えられていた智辯和歌山でしたが、5回表、2番髙垣選手、3番野口選手の連続タイムリーで同点に追い付きます。
次の1点がどちらに入るか注目されましたが、6回裏、二死2塁から、和歌山東が9番津森選手のレフトフェンス直撃打。
これが決勝点となりました。
3-2で和歌山東が勝利。公式戦を通じて初の決勝進出を果たしました。智辯和歌山に初勝利をおさめ、学校関係者の皆さんは大変喜んでおられましたよ。
和歌山東の山本主将は「津森のインコースの真っ直ぐを引き出そうとリードしました。智辯とは夏休み中の練習試合で1-5と敗れて、その時は力の差を感じたけど、やることはやってきて、自信を持って野球をしました。」と答えてくれました。
翌9月7日(日)、「初芝橋本-和歌山東」の決勝。
初橋・和田投手、和東・出島投手が持ち味を発揮し、0-0の緊迫した展開が続きます。そして、迎えた9回表。
先頭の3番扇谷選手がこの日4本目のヒットで塁に出ると・・
無死2塁から、初芝橋本の主将で4番の黒瀬選手が、レフト一直線の弾丸ライナーHR!
今大会、2回戦の慶風戦、3回戦の市和歌山戦に続く一発。公式戦では、去年の新人戦と秋季大会でも1本ずつ放っていますので、通算5本目です。
黒瀬選手は「(打ったのは)ストレート。とにかくいいポイントで、と考えていました。打つほうでチームに迷惑をかけてきたので、最後の打席で結果を出せて良かったです。」
勢いは止まらず、7番金沢選手にもタイムリーが出て3-0。
投げては、和田投手が7安打完封。今夏の選手権和歌山大会1回戦でコールド負けを喫した相手・和歌山東にリベンジし、初芝橋本が見事、14年ぶり3回目の優勝を果たしました!
初芝橋本・芝野監督は優勝の余韻に浸りながら「練習試合では大味なゲームが多かったが、本来はしっかり守って、守備からリズムを作るチームを目指しています。元々力があるわけではなく、1つずつ勝つことで力を付け、勝ちあがっていくにつれて別人になっていったように見えました。カラーが似ている和歌山東さんと決勝で試合ができたことも、うちにとっては良かったし、今日が一番かみ合ってプレーできたと思います。」 nacker
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2014.09.11(木) 11:18
こんにちは(^O^)
新チームによる県下高校野球新人戦は、当初の日程どおり進んで、9月7日(日)に閉幕しました。初芝橋本が14年ぶり3回目の優勝。当時のチームは、後に夏の甲子園出場を果たしましたよね。
その新人戦を2回にわたって振り返ります。1回目は、秋季県二次予選進出の権利がかかった準々決勝について。4試合とも白熱した戦いとなりました。
第1試合は「日高中津-初芝橋本」。前半は互いにチャンスを作り合い、日高中津がそれを生かし先制する展開。だがその後、追加点の好機を連続して生かせなかった日高中津に対し、凌いだ初橋が1点ずつ返して中盤に勝ち越し。後半はエース和田投手が本来のテンポの良い投球を見せ、3-2で勝利。本格派右腕・岡本投手を擁した2008年以来の4強入りを決めました。
初芝橋本のバッテリー(を含め主力数人)は中学時代、プロ野球・川端慎吾選手(ヤクルト)のお父様が監督を務める硬式チームに所属していたこともあり、息がぴったり。キャッチャーの黒瀬選手は学校寮(鶴翼寮)での生活。でも、エースの和田投手は貝塚市の自宅から1時間半以上かけて電車通学しています。大変なはずなのに、本人は「苦労しているとは思っていません。」とコメント。感心しました。
第2試合「桐蔭-笠田」はシーソーゲームでした。3回戦までの3試合全てで2ケタ得点と波に乗る笠田が、土壇場でしぶとく同点に追い付いて延長戦に。決着がついたのは10回裏。桐蔭、先頭の9番梅本選手が、自身この試合3本目のヒットで出塁。上位に巡り、最後は3番上山選手のライトへの犠牲フライで5-4とサヨナラ。3年ぶりの4強進出を果たしました。
粘りの投球が光った桐蔭の主戦・伊澤投手は試合後、「低め低めに集め、打たせて取ることを心がけています。チームは夏敗れた後、'近畿で1勝を'という目標を掲げて取り組んでいます。」と話してくれました。
第3試合「日高-和歌山東」ももつれました。特に序盤と終盤は目まぐるしい展開。6人の継投勝負となった日高に対し、和東は延長10回表、主将で4番の山本選手が勝ち越し2ランHR。8-6で接戦を制し、新人戦初の4強進出を決めました。
山本主将は「9回裏に自分の送球ミスで追い付かれたので、つなごうという意識で打席に立った結果です。」と振り返っていました。
第4試合は「田辺-智辯和歌山」。春季大会決勝でも対戦している両校。田辺の先発・土井投手は春同様に好投を見せたものの、エラーが相次いで失点につながってしまいました。智辯先発の齋藤投手は終盤につかまったものの、5-2で逃げ切り、14年連続の4強入り。主力選手が万全でなかったり、離脱している中で、今年も勝ち上がってきました。 nacker
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