WTVニュースNews

新たな県指定文化財

2021-04-16(金) 17:42

白浜町の日置川から導水するため白浜町向平から安居にかけて整備された灌漑用水路「安居近世用水路」など2件が新たに県の文化財に指定されることになりました。
「安居近世用水路」は庄屋の鈴木七右衛門の主導で文化2年・1805年に竣工した灌漑用水路で白浜町向平から安居にかけて地下水路、暗渠部分を含めおよそ2キロにわたって整備されました。
水路近くには、鈴木七右衛門の功績を称える「安居暗渠碑」があり今回、この暗渠碑とともに県における近世灌漑用水路の傑出した事例であり、近世の測量・土木技術の高さを物語る貴重な遺跡であると評価されました。
さらに、現在の上富田町市ノ瀬を中心に勢力を伸ばした室町幕府奉公衆山本氏の本拠である「龍松山城跡」も県の指定文化財に指定されることになりました。
県教育委員会によりますと「龍松山城跡」は紀南地域で最大の規模を誇り戦国時代における紀伊半島の政治情勢などを知る上で学術上の価値が高いということです。
また、県指定文化財でかつらぎ町笠田の妙楽寺薬師講境内にある「十五社の樟樹」のある土地2筆が県指定文化財に追加指定されることになりました。
このほか、新宮市熊野川町にある県指定文化財で13世紀後半に一遍上人が熊野本宮に参詣した後、建立したとされる「一遍上人名号碑建立之地」が「一遍上人名号碑」に名称変更されるほか、新宮市指定文化財でこの名号碑に関わる碑文が刻まれた「磨崖」を「磨崖名号碑」として県指定文化財に追加指定します。
これで県指定文化財は、580件となります。