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エ号負傷乗組員 診断書写し 展示
2024-09-16(月) 14:05
エルトゥールル号の遭難事故で負傷した乗組員の治療にあたった医師による診断書の写しが現在、串本町役場で展示されています。展示されているのはエルトゥールル号の遭難事故で負傷した乗組員の治療にあたった医師がまとめた診断書の写しと3人の医師が連名で県の書記官に宛てた文書です。診断書の写しは、町内にある無量寺が長年保管し、去年、町に寄贈されたものです。今回は35人分のうち、現代語訳が完了した当時20歳の乗組員のものが展示され、病名や症状、治療方法などが細かく記されています。また、3人の医師の連名による文書には、治療にかかった施術料や薬代は請求すべきとの県からの通知に対し、「ひたすら救助一途のいたわしく思う心より働いて従事したのであり、遭難者たちに寄附したい」と書かれています。この展示は今月24日まで行われます。