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エ号遭難事故 追悼式典

2024-09-16(月) 17:21

串本町沖でトルコの軍艦「エルトゥールル号」が遭難した事故から今日で134年。慰霊碑前では亡くなった乗組員を追悼する式典が開かれました。明治23年、1890年のエルトゥールル号の遭難事故では、乗組員のうち587人が亡くなり、69人が地元の住民によって救助されました。これが縁で、日本とトルコの友好の歴史が始まったとされ、今年は外交関係樹立100周年にあたります。樫野崎のトルコ軍艦遭難慰霊碑前で行われた式典には、串本町の田嶋勝正町長や地元の区長、駐日トルコ大使館のコルクット・ギュンゲン大使らおよそ20人が参列しました。式典では黙祷などに続いてギュンゲン大使が、「殉難将兵たちは友好国の土地で眠り、彼らの思い出が地元の方々によって大切に守られている。友好と連帯は永遠に」と追悼の辞を述べました。参列者たちは慰霊碑に順に献花し、祖国から遠く離れた串本の地で命を落とした将兵たちの安らかな冥福を祈っていました。

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