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熊野速玉大社で防火訓練

2025-01-24(金) 18:55

1月26日の「文化財防火デー」を前に今日、新宮市の世界遺産、熊野速玉大社で防火訓練が行われました。
新宮市の熊野速玉大社には、国宝や重要文化財およそ1000点が所蔵されていて、毎年1月26日の「文化財防火デー」に合わせ、消防との合同訓練を行っています。今日、「大社の八社殿裏の雑木林から出火した」という想定で訓練が行われ、煙に気づいた巫女がすばやく119番通報するとともに、八社殿への延焼を防止するため、大社の自衛消防隊が放水銃で初期消火活動を行いました。続いて、通報を受けて駆けつけた新宮市消防本部の救助隊員が扉と見立てた鉄柱をエンジンカッターで切断して神職とともに拝殿に侵入、重要文化財と書かれた箱を安全な建物に移動させました。さらに、境内では市消防本部と市消防団丹鶴分団員による消火活動が展開され、訓練は20分ほどで終了しました。
熊野速玉大社の上野顯宮司は「この地域は近隣に民家が沢山あるので、我々だけでなく近隣の方々にも防火の意識を持って頂くという意味でこの場所で訓練をすることは大変重要だと思う」と話していました。

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