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岸本知事 通夜・告別式しめやかに

2025-04-17(木) 18:05

敗血症性ショックのため今月15日に亡くなった岸本周平知事の通夜と告別式が和歌山市で営まれ、親交のあった人たちが別れを惜しみました。
岸本知事は今月14日、和歌山市の知事公舎で倒れているのが見つかり、翌15日午前9時半頃、敗血症性ショックのため搬送先の病院で死亡しました。昨日、和歌山市の葬儀場で営まれた通夜には、親交のあった多くの人が参列し、通夜が始まる1時間程前から長い列ができていました。冒頭、和歌山県出身のバイオリニスト、澤和樹さんが演奏を捧げたのに続いて、喪主で妻の香織さんが挨拶に立ち感謝などを伝えました。通夜には、岸本知事が衆議院議員時代に属していた国民民主党の玉木雄一郎代表や、大阪府の吉村洋文知事ら近隣府県の知事、県内の首長や議員らが訪れ、献花台の遺影に向かい手を合わせていました。前副知事の下宏氏は、「お通夜でこんなに涙が出たのは初めての経験で、悲しいというか悔しいというか、期待していただけに非常につらい。いまだに亡くなったのが信じられない。岸本県政が取り組もうとしていた流れを次の知事にも継承しながらやって頂きたい」と話していました。
一方、今日は告別式がしめやかに営まれ、約1200人の参列者が焼香をあげて岸本知事の冥福を祈るとともに、別れを惜しみました。喪主で妻の香織さんは、「今年もこのあと選挙の季節がやってまいります。来年以降も繰り返し選挙の季節がやってきます。選挙の季節になりましたら、選挙が大好きで、選挙になると非常に燃えていた男がいたということを思い出していただけると幸いです」と挨拶しました。出棺の際には、黄色いジャンパーをまとった支援者らが手拍子に合わせて名前を呼び続け、岸本知事と最後のお別れをしていました。棺を乗せた車は、県庁本館前を通過し、集まった職員や県民ら約800人に見送られながら岸本知事は最後の旅路へ出発しました。

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