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梅の成分が不妊治療に効果
  • 2014-08-28(木) 20:11
和歌山特産の梅に含まれる成分が不妊治療に効果のあることが、和歌山県立医科大学などの研究でわかりました。
これは今日、県立医大機能性医薬食品探索講座の宇都宮洋才准教授らが会見して明らかにしました。
近年、加齢やストレスなどから不妊に悩む夫婦が増え、今では6組に1組がそれに該当すると言われています。不妊の大きな原因は、体の酸化によって進行する卵子の老化とされ、梅の持つ抗酸化作用に注目した県立医大では、和歌山市内のうつのみやレディースクリニックで、塩分を取り除いて濃縮した「梅酢」を使って妊娠との関係を臨床研究していました。その結果、体外受精や顕微授精の高度不妊治療を複数回受けても妊娠しなかった難治性不妊患者に、塩分を取り除いた濃縮梅酢を2カ月間毎日飲んでもらったところ、高い確率で妊娠したことがわかりました。これを基に、県立医大と和歌山工業高等専門学校で、どの成分が有効に働いたのかを調べたところ、梅から抽出された3,4-DHBAという成分が、ダメージを受けた卵子を取り巻く膜を保護したり、卵子そのものを活性化させることを突き止め、日本(にほん)受精着床学会雑誌に最新の研究成果として掲載されました。塩を取り除いて濃縮した梅酢は、すでに食品として市販されており、不妊で悩んでいる夫婦にとって今回の研究成果は大きな朗報となりそうです。
宇都宮准教授らは「身近な食品を使った私たちの研究が、不妊で悩んでいる人たちに少しでも役立てば嬉しい。今後さらに効果的な方法を探っていきたい」と話していました。

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