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新宮市徐福周辺の変化をたどる
2025-03-27(木) 18:07
新宮市でこのほど、古い写真などをもとに地域の変化や徐福伝説について紹介する講演会が開かれました。
この日の講演会は、2200年ほど前に中国を統一した秦の始皇帝の命により、不老不死の霊薬を求めて熊野に渡来したと伝えられる徐福の顕彰事業として新宮徐福協会が主催したもので、およそ30人が参加しました。講師は熊野学研究委員会委員長の中瀬古友夫さんが務め、「新宮、徐福周辺の変化をたどる」と題して講演しました。中瀬古さんは、自ら収集した古い写真や絵葉書、地図など豊富な資料をもとに、新宮市の徐福公園周辺や新宮鉄道の軌跡などについて時代の変化とともに紹介。「新宮は海と川の交通の接点として発展してきたまちで、それは昔から変わらなかったと思われる。そうした中、稲作や捕鯨など様々な技術をこの地へ伝えたとされる徐福伝説が育まれてきたことが想像できる」と話し、参加者は地域の歴史に思いを馳せているようでした。