2025-10-09（木） 17:24

企業経営が模擬体験できるボードゲームで、企業の利益を上げる事業計画の立て方などを経営者らに学んでもらおうという研修会が、このほど田辺市で開かれました。
この研修会は、田辺市と上富田町の６つの商工会で組織する広域商工会くまの協議会が開いたもので、地域の企業経営者ら３５人が参加しました。研修には、仕入れや生産、販売などの企業活動を模擬体験しながら業績を競うボードゲーム「マネジメントゲーム」が使われました。参加者は、それぞれライバル会社の社長となり、どうすれば利益を確保し、ライバル企業に勝てるかを考えてゲームを進め、クレームの発生や設計トラブルといったリスクに遭いながらも、設備投資や製品の生産・販売、入札などを行ったほか、企業会計の基礎となる損益計算書や貸借対照表も作成しました。参加者の一人は、「普段あまり数字を意識した経営ができていなかったと痛感した。今回の研修をきっかけに数字を意識した仕事ができるようになれば」と話していました。