WTVニュースNews

和歌山城扇の芝 芝張りのイベント

2026-07-04(土) 18:31

和歌山城の南西側にある「扇の芝」の江戸時代の景観を復活させようと、今日、市民らが参加して芝張りを行いました。
イベントには朝から大勢の家族連れらが集まり、和歌山市の尾花正啓市長が、「皆さんの手で、127年ぶりに扇の芝に生まれ変わり、未来に引き継がれることを嬉しく思います」と挨拶し、「芝張り」がスタートしました。
「扇の芝」は、江戸時代に、堀のない城の南西側の見通しを確保するためなどの目的で設けられていた三角形状の空閑地で、明治以降、民間に払い下げられ、住宅などが建っていました。和歌山市では、歴史的景観を復活させようと、平成30年から建物の撤去などに着手、現在は、およそ3500平方メートルに及ぶ扇の芝の全ての土地が公有化され、城に侵入する外敵を攻撃するために工夫された構造の「屏風折れ」の高石垣が一望できるようになっています。
参加者たちは、自分たちの手で「扇の芝」が蘇るとあって、床土が用意された300平方メートルの範囲に2700枚の高麗芝を一枚一枚丁寧に張り、およそ20分で青々とした芝地が出現しました。参加した80代の男性は、「戦後初めて、城の西側が開け、石垣が喜んでいるように見える」と目を細めていました。市の計画では、1130平方メートルの範囲に芝が張られるほか、石垣の補修や散策道の設置などが行われることになっていて、令和9年度中に完成する予定です。

ニュース一覧
公式SNSアカウント