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県立近代美術館 版画と美術散歩

2026-08-26(水) 16:13

19世紀末から現在までの美術を紹介する展覧会が、和歌山市の県立近代美術館で開かれています。この中では現在、平らな素材を使う「平版」に注目した版画作品などが紹介されています。
県立近代美術館では、所蔵作品を中心に、和歌山ゆかりの作家による絵画や彫刻、国内外の版画など、およそ130点を紹介するコレクション展が開かれています。このうち、光に弱く長期間の展示が難しい版画は今年度、4期に分けて紹介されることになっていて、現在開かれている第1期では、平らな版を使って刷る「平版」に注目した作品や資料、あわせて56点が展示されています。平版の技法のひとつ、石版の「リトグラフ」は、描いた線や筆のタッチがそのまま表れやすいのが特徴で、ノルウェーの画家、エドヴァルド・ムンクの「病める子」をはじめ、同じ時代に活躍したフランスの画家、オディロン・ルドンの作品では細かな線や濃淡を重ねながら、不安や悲しみなど、目には見えない人の内面が独特のタッチで表現されています。また、日本で石版画を芸術表現として広めた版画家、織田一磨が東京の街並みを描いた作品なども並び、作家によって異なる線や色の表現を見比べることができます。版画作品を紹介する展示の第1期は来月6日までで、これを含むコレクション展は来年1月11日まで開かれています。

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