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藤並館跡で鎌倉庭園遺構 発見

2026-09-22(火) 11:34

発掘調査が進められている有田川町の国指定史跡湯浅党城館跡藤並館跡で、鎌倉時代の庭園の遺構が見つかりました。この時代の地方武士に関わる庭園の発見は全国的にも珍しいということです。庭園の遺構は、盛土で構築された島状の遺構とこれを囲む池の跡で構成され、島状遺構は南北およそ8メートル、表面には河原石が敷き詰められていたほか、これを囲む楕円形の池の跡は東西およそ7メートル、南北およそ9メートルで、防水目的の貼り土が施されています。堆積した土や遺物の状況から、常に水を溜めた池ではなく、儀式などの際に水を溜めていた可能性があるということです。今回の調査では、土器の埋納遺構も発掘されたほか、中国製の輸入陶磁器や室町から戦国時代にかけての建物跡や土塁、焼けた瓦や土壁なども出土しました。有田川町教育委員会の川口修実学芸員は、「庭園の遺構は、貴族の邸宅跡には見られるものの、鎌倉時代の地方武士に関わる庭園の発見は全国的にも珍しく、県内では最古の部類に位置付けられ、鎌倉幕府の在京御家人として京都と強い関係があった湯浅党の性格をよく示すもの」と話しています。今月26日午後1時からは有田川町下津野の発掘現場で現地説明会が予定されています。

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