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太地町で小型鯨類追い込み漁始まる
2024-09-05(木) 19:48
クジラの町として知られる太地町で今日、小型鯨類の追い込み漁が始まり、漁師らが早朝から漁に出ました。
太地町の太地漁港では今日、夜明け前に集まった太地いさな組合の漁師らが、10隻の漁船に乗り込み出発しました。追い込み漁は熊野灘を回遊する鯨類の群れを漁船の船団で畠尻湾に追い込んで生け捕りにする漁法で、県知事の許可を受け操業しています。例年9月1日に解禁されていますが、今年は台風10号の接近に伴い、今日が初の出漁となりました。今日はハナゴンドウの群れを見つけたものの、距離が遠く捕獲には至らなかったということです。一方、今日は、漁船の出発を前に数人のグループがのぼりや横断幕を手に「イルカを殺すな」「イルカ追い込み漁反対」などと叫びながら抗議活動を行いましたが、大きな混乱はありませんでした。太地町の小型鯨類の追い込み漁は、イルカ類が来年2月末まで、ゴンドウ類は来年4月末まで行われます。太地いさな組合の松本修一組合長は「台風10号の影響で出遅れましたが、漁はこれからだと思っています」と話していました。