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お燈祭

2026-02-09(月) 17:18

熊野地方に春を告げる伝統の火祭り「お燈祭」が6日、新宮市の神倉神社で行われ、燃え盛る松明を掲げた大勢の男たちが急な石段を駆け下りました。
新宮市の熊野速玉大社の摂社、神倉神社で毎年2月6日に行われる「お燈祭」は、1400年以上続くとされる女人禁制の祭りで、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。山の中腹にある神社のご神体「ゴトビキ岩」付近には、白装束に荒縄を巻き、草鞋を履いた1580人の上り子たちが日暮れとともに次々と集まり、神職が起こした「ご神火」が上り子たちの松明1本1本に移されると、燃え盛る炎で辺り一面が赤く染まります。そして午後8時ごろ、一旦閉ざされた山門が開かれると、上り子たちは雄たけびを上げながら一斉に飛び出し、538段の急な石段を一気に駆け下りました。松明の火が闇の中を滝のような勢いで下っていく様は、民謡・新宮節に「お燈祭は男の祭り、山は火の滝、下り竜」と唄われ、「お燈祭」が終わると熊野地方に春が訪れるといわれています。上り子たちが山の麓に到着すると出迎えた大勢の人たちから大きな拍手が贈られていました。
最初に下山した玉井春海さんは「去年も上って1位を取らせてもらった。今年も1位を取ろうと決めて上って意外とプレッシャーがあった中、1位が取れてほっとしました。全てにおいて良い一年になればと思います」と話していました。

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